不況が続く昨今、多くのサラリーマンは副業の選択肢を模索しています。
そんな副業をしているサラリーマンにとって重要なのが確定申告です。
多くの人が初めての経験になると思います（書いている私自身初めて間もない未熟者です）がこの記事では主に白色の確定申告について作成から提出までを自分の記録も含めて紹介していこうと思います。
まず副業で確定申告に必要な人の条件。
副業をしている人にとって確定申告が必要な人の条件の線引は年間の副収入（経費などを差し引いた額）が２０万円を超えるか超えないかです。
基本的にブログやメルカリなどで副収入を得ている人は自主的に２０万円を超えるか超えないかのラインで彷徨っている場合は確定申告を行っていると思います。
ただ、稀に２０万円を超えていなくても税務署からハガキなどで確定申告を行ってくださいとの通知が来る場合があるようです。
そんな時は素直にやった方がいいですね。
確定申告したら払わないと行けない税金とは
副業で発生する税金は主に、《所得税》と《住民税》です。
所得税は確定申告時に口座引き落としかQRを出してコンビニ納付など選択肢が多々あり、それは個人でやりやすい方法を取ればいいと思いますが、個人的には最初は口座引き落としを選択する方がいいような気がします。
住民税は副業をしている殆どの人が会社に内緒で行っていると思われるので自分で納付を選択していると思いますので確定申告の提出が終わると税務署から年４回分の支払い用紙が届きます。
それぞれに記載されている期日までにコンビニなどで支払いをして下さい。
確定申告作成に必要なもの。
・源泉徴収票
・印鑑
・マイナンバーカード（及び通知カード）
・身分証明証（運転免許証・社会保険証・パスポート）
では確定申告の作成に入りましょう。
①まず国税庁のホームページへ行きましょう。
上の画像の《確定申告特集》をクリックしましょう。
②次に《確定申告書等の作成はこちら》をクリック。
③《作成開始》をクリックしていよいよ作成に入ります。
＊ちなみに作成開始の横にある《保存データを利用して作成》は途中で中断した場合、データを保存していれば後日中断した場所から再開ですます。
④現在は下記の３つの方式の提出方法がありますが、今回は《印刷して提出》で作成します。
⑤《作成する申告書等の選択》では本年度の申告書等の作成を選択。
＊令和３年の確定申告提出の場合、令和２年分の申告書になります。
⑥白色確定申告では画像の①と②で書類を作成します。
とりあえず①をクリックして所得税の申告書作成に入ります。
⑦ 自分の生年月日を記入し、副業の方は給与以外の収入がありますか？の質問に《はい》を選択。
⑧上記の《はい》を選択するとさらに質問が加わり、今回は白色申告の作成なので下記２つの質問に対して《いいえ》と記入。
（税務署から通知を受けている場合は《はい》を選択。
⑨上記で次に進むといよいよ金額の記入に入ります。
副業の確定申告の場合、下記の画像の①と②を順番に記入していくことになります。
⑩勤めている会社がデータで源泉徴収票を発行している場合は《給与などの支払者から交付されたxmlデータ（拡張子が.xmlのもの）をお持ちですか》に《はい》を選択して次に進んで下さい。
今回は源泉徴収票が書面での場合で進んで行くの《いいえ》を選び、下記の《入力内容の一覧》の下にある《入力する》を選択して進んで下さい。
⑪すると記入方法を図解で暗号表記で教えてくれるので自分の源泉徴収票を照らし合わせて金額を記入して下さい。
⑫次に副業の収入の記入に入ります。、項目⑨の②《雑所得》のその他を選択して進んで下さい。
項目は《その他》を選び、それぞれ副業の業種を記入して下さい。
業務に該当しないので《いいえ》
収入金額は経費などの差し引きしていない金額を記入。
⑬必要経費額を記入
必要経費は副業などで使ったお金のことです。
これについては何処までを経費として扱うかが難しい所ですが、一般例で言うとブログならドメイン代、レンタルサーバー代などは必要経費に入ります。
また副業のために購入したものは経費として計上出来ますが、ブログの場合PC代やタブレト代は含まれない可能性があります。（副業以外での用途があるため）
所得の生じる場所と報酬などの支払者の氏名・名称を記入し、入力内容の確認をクリック。
⑭入力内容の確認ページに移動します。
ここで別の副業収入がある場合、《別の雑（その他）所得を入力》をクリックし⑫の作業を再び行って下さい。
これで収入金額・所得金額の入力は完了です。
画面が一度⑨の項目に戻りますので下部の右側にある次に進むをクリック。
次の《所得控除入力》と《税額控除・その他の項目の入力》はほぼ関係ないので次に進んで下さい。
＊関係アリの人もいるのでご自身の条件をよく理解して進んで下さい。
⑮納付する金額が計算され表示されます。
確認したら次に進んで下さい。
⑯住民税等入力。
ここで重要な選択があります。
会社に内緒でやっている場合、住民税は必ず自分で納して下さい。
《特別徴収》のままだと副業の住民税が会社の給料時に一緒に支払いされてしまい、そこで副業がバレてしまう事になります。
⑰口座引き落としの場合、初めてなら《振替依頼書》の作成が必要です。
《振替依頼書（書面）を作成する》をクリックし、ご自身の口座を記入します。
納付方法は振替納税の他にクレジット納付、電子納税、コンビニQR納付、窓口納付などもありますので、自分にあった方法を選択して下さい。
⑱最後に氏名・住所を記入したら完成です。
⑲データをPDFにおこし、印刷して下さい。
上記のチェックが入っていれば印刷して下さい。
これで確定申告の所得税の申告書の作成は完了です。
収支内訳書の作成に入りましょう。
確定申告書作成のトップに戻って②をクリック。
提出方法を選択します。
今回は印刷して提出（郵送）で紹介していますので、下の《印刷して郵送等で提出する》を選択します。
そして今回は白色申告なので下記も白色申告で作成を選択。
収支内内訳書は《一般用》を選択。
収入は《その他の収入》をクリックして副業の収入を記入します。
この項目にはその他経費の欄もあるのでかかった経費の額を記入してください。
売上先名は副業で収入を得ている会社と住所を記入し、収入を記載します。
複数ある場合はそれぞれ記入してください。
収入と経費を記入して次に進むと、収支内内訳書に金額が表示されます。
確認して間違いがなければ次に進んで下さい。
次にご自身の住所と連絡先を記入して下さい。
印刷内容を確認して間違いがなければ、印刷してください。
収支内内訳書は２枚発行されますが、２枚めの仕入金額の明細については手書きしなければいけない可能性もあります。（作成中に記入する項目がなく）
売上は記入欄があったので問題ないと思います。
以上が確定申告白色の作成方法です。
確定申告書の全てが作成終了したら添付書類台紙の用紙も印刷されますので、そこにマイナンバーカード及び通知カードのコピーした用紙を貼り付けます。
また身分証明証として運転免許証か保険書またはパスポートなどをコピーして同じく貼り付けます。
提出の際はご自身の住んでいる地域の管轄税務署を調べて期日内までに提出して下さい。
＊管轄税務署以外で提出することは出来ませんので、要注意です。
